JR西日本 「DEC741」
 2021年に登場した検測車で、現在は人が地上を歩きながら行っている線路と電気関係の設備の検査を車上化することを目的に導入されました。
車両は2両編成でDEC741-1の屋根上には50台のカメラなどからなる「電気設備撮像装置」を搭載し、[電柱や信号機・がいし]などを撮影します。床下には「線路設備診断システム」も今後搭載予定です。DEC741-101の屋根上には4台のカメラなどからなる「電気設備測定装置」を搭載し、架線まわりの測定を行います。これらの撮像装置、測定装置によって、線路の電気設備についてデータを取得し、AIを用いた画像解析装置を用い、診断します。車上から広範囲に設備データを取得し、AI技術による解析を行うシステムは、国内の鉄道事業者で初です。

 撮影地:南吹田駅付近 撮影地:京都駅